今回就職活動した7カ国で、もりぞおさんが一番興味がなかった国がマレーシアでした。

ついうっかり存在を忘れてて、他の国々を調べたときにふと気がついたのが
「あれ?マレーシアって、タイよりも1人当たりのGDP高いんだ…」

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そうなんです、マレーシアは実は、(シンガポールや香港といった都市国家を除いて)1人当たりのGDPでは東南アジアのトップであり、2010年の段階で世界179カ国中65位と、もうすぐ世界のトップ1/3に入ろうとしています。

勝手に、上位1/3を先進国、中位1/3を途上国、下位1/3を後進国と分けると、マレーシアはもうすぐ先進国を仲間入りしようとしている国なのです。
(ちなみに、このランキングと私が実際に行った感覚から考えると、上記の分け方は、結構妥当です)

マレーシアの首都クアラルンプールは国土のほぼ中央西側にある大都市で、市内を高架鉄道や地下鉄が走り、近代的なビルが建ち並びます。多くの産業はクアラルンプールに集中していますが、第二の都市であるシンガポールとの国境の都市ジョホールバルや、観光地として名高いペナンにも製造業などの産業が育っています。

マレーシアは、1983年から2003年に首相を務めたマハティール氏が「ルック・イースト政策」という「日本や韓国の集団主義と勤労倫理を学べ」という政策を踏まえ、日本や韓国からの企業進出、経済支援、技術移転を受入れ、経済成長を遂げました。この時代、経営コンサルタントの大前研一氏もマレーシアの国家アドバイザーを勤めています。
なお、主要貿易相手国も2010年で、輸入は日本が1位です。(輸出は1位がシンガポール。日本は3位)

経済成長率も、アジア経済危機やリーマンショックの影響を受けた年以外は4-7%の安定した成長を遂げており、失業率も3%台と、低いラインで安定しています。

クアラルンプールの街を歩くと、イスラム教の頭に巻くスカーフ(ヒジャブ)をかぶった女性を多く目にすることからも分かるように、

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人口の多くがイスラム教徒です。しかし、中東の厳格なイスラム教と違って、女性の権利も認められており、多くの女性が社会進出していいます。

また、クアラルンプールには、欧米人、中国、韓国人などの東アジア人も多く、日本人も約1万人近く在留しており、多くの日本企業がオフィスや工場を持ています。

有名なペトロナスツインタワーの周辺には、日系をはじめとする外資系企業、特に金融業や商社などのオフィスがあり、多くの商業施設と共に華やいだ街を演出しています。

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このあたりは、地下鉄が主要な場所を結んでおり、(乗り換えの不便さなど駅の構造はともかく)5分に1本くらいくるので、自由自在に動き回れます。

製造業のオフィスの多くはここから離れた郊外にあります。

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KTMコミューターという郊外電車が走っていて、近くの駅からタクシーを使えばリーズナブルに訪問できるのですが、KTMコミューターがくせ者です。

こいつの頻度は30分に1本とかがざらで、ついでに始発駅のKLセントラルのプラットフォームも暗くて陰気です。出発時刻を確認しないで行くと酷い目に遭います。

現地で働いている人も、KTMコミューターはあまり当てにしていないようで、郊外の人の出勤は車を使っている人が多いです。
また、クアラルンプールから30-2時間程度離れたところにも、複数の工業団地があります。

こんな風に、途上国と先進国のはざかいにあり、便利さと不便さが同居する街、クアラルンプール。
次回、この街での日本人の求人動向についてお話しします。