深センに関しては、行く前、悪い噂しか聞きませんでした。
 シンガポール在住の人からも、香港在住の人からも、日本在住の人からも。
 まるで、そこは暴力だけが支配する暗黒の土地であるかのように。

 香港から電車で小一時間。地下鉄の駅と直結している国境を越えるとそこは、すっきりとした近代的な土地でした。

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 香港よりも密集していないためすっきりとした土地に、最新のビルが次々と建設され、道幅の広い土地には綺麗な車が悠々と走る。

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 どうやら、深センは驚くべき勢いで発展しているようです。

 深セン。中華人民共和国広東省にあり、経済特区に指定されています。
 元はただの田舎の漁村であったのですが、香港の隣にあるということでどんどん経済成長していき、2012年12月現在、近郊を含む都市人口1447万人であり香港の倍、東京よりも大きい巨大都市になっています。

 香港というビジネス拠点に近いため、深セン郊外の工業団地を中心に非常に沢山の工場が出来ており、非常に沢山の雇用を生んでいます。それと同時に金融も発展しており、中国の重要な金融センターの一つとなっています。(中国本土の株式市場は上海と深センにあります)。

 元々漁村だったところを計画的に都市化しているので、道が非常に広く、かつ幹線道路がまっすぐに伸びているため交通の便は非常に良く、開放感があります。
 地下鉄も2004年に初めて出来たのですが、2011年の夏期ユニバーシアードに合わせて一気に開通し、現在では5路線、131駅と非常に充実した地下鉄網が敷かれています。(ちなみに、あと4路線増える予定のようです。)

 この深センの地下鉄ですが、写真の通り非常に綺麗で、液晶画面の案内など最新の機能を有した車両になっているため非常に使いやすいです。もちろん、駅も非常に美しく当然自動改札です。

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 現地在住の人が「日々新しいものが出来、街が発展している」と言っていましたが、実際歩いているだけでも発展している様子がよくわかり、きっと5年ぶりくらいにここを訪れた人はその発展具合に驚くと思います。地下鉄の駅やその駅に直結する建物は香港と変わらないどころか、新しくて広い分香港より立派なのではないかと思うくらいです。

 もちろん、短期間滞在しただけなので、商慣習がどうかとか、人がどうかとか言うことは分かっていません。ただ、街の見かけ上は充分住めるなという印象を持ちました。

 こんな風に発展している街なので、家賃も相当上がっているのですが、直前にみた香港に比べればぐぐっと安いです。

 家賃ですが、中心地で2LDKの綺麗なマンションで4000-7000元(5万円-8.75万円)くらい。ワンルームだと、2000-3000元(2.5万円-3.75万円)くらいで借りられます。
 さらに、郊外に出ると2LDKのマンションが1000元(1.25万円)とか。

 香港の半分以下の相場であり、かなり楽に生活が出来ると思います。現地採用の人も金銭的に選択肢があるので、中心地に勤務先がある人は会社のそばに住むことが多く、治安のことも考えて良い物件に住んでいるようです。

 こんな風に、土地の見た目から考えるとなにげに魅力的な深セン。
 住んでいる人は、生活に不便はないし、治安関係で怖い目に遭ったこともない。日々進歩していく街を見るのは非常に楽しいといっています。

 もちろん、ここは中国の一都市なので、いろいろ問題はあります。
 
 インターネットは繋がるけど、Facebookやtwitterには繋がらないとか、屋台で携帯買ったら電池が偽物で充電したら爆発したとか、リスクは枚挙にいとまがありません。
 実際私も、GPS付きのカメラを使っているのですが、国境を越えた瞬間「現在の場所ではGPS機能は使用できません」となってしまいました。
 
 それなりのリスクはあるけど、言うほど酷いとも思えないと言うのが私の感想。
 最低ラインはクリアされてるので、次回は仕事に関して書いていきます。