海外就職と電子書籍発行の最新情報をお伝えします


もりぞお海外研究所では、
・日本人が選択可能なキャリアのひとつの選択肢 「海外就職」
・情報発信と副業の新たな選択肢 「電子書籍個人出版」
について、私が自ら実験台になって調べたノウハウをご提供します。

タイ準備編

生活する都市としてのバンコクその1 日本以外で一番日本人のための施設が多い都市

 バンコクほど行ったことがある人と、行ったことがない人の認識の違いが大きい街はないかもしれない。 行ったことがない人の頭の中にあるのは、
児童売春、オート三輪、チャオプラヤ川で水浴びする子供たち、木造建築、不味いタイ米
こんなところだったりしませんか?バンコクの中心地で適当に写真を撮るとこんな感じです。

P1020331.jpg

外資系金融機関!
その下に見える看板はHIS!
ぴかぴかの車!(オート三輪なんてほとんどない!)
新しいマンションの看板!
左隅に見えるタワーマンション!

バンコクの中心部のスクンビット周辺を歩いていると、後進国感は全くありません。

そして、日本の企業の事務所の多くはこんな感じで、

P1020421.jpg

このスクンビット周辺にあるのでこの周辺で、海外就職でバンコクに住んでいる人はこの辺中心で過ごすことが多くなると思います。

しかし、バンコク、ジャカルタ、メキシコシティと並んで世界三大渋滞に数えられています。特にこのスクンビット周辺の大通りは1日に15時間くらい渋滞していると思われます。

しかし、そんなバンコクに現れた救世主がコレ。

240px-Train_leaving_Asok_Station.jpg

BTSと呼ばれる高架鉄道。
こんな風に、

240px-Bangkok_traffic_jam.jpg

大通りの上を通っている鉄道で、昼間は2,3分に一度くらいのペースで車両がきて、夜の12時くらいまで動いています。
 まさに、バンコクの山手線。
これさえあれば、自動車がなくても快適なバンコク暮らしが満喫できます。

それ以外のエンターテイメント施設も充実しています。
例えば、BTSでカンタンに行けるデパートはこんな感じ。

P1020375.jpg

最上階には最新式のシネコンとか、

P1020383.jpg

場所によってはIMAXシアターもあります。

地下には暑さを忘れさせる、スケートリンクまで!

P1020387.jpg

 だからもう、ホント後進国じゃないんだって。

また、日本文化がそのまま導入されているのも特徴で、伊勢丹のこんな光景を見ると、

P1020385.jpg

ここが異国の地なのかどうか、迷ってしまいます。
中にはお好み焼き屋とかあって、さすがにこれは日本人用の店だと思っていると、結構タイ人も普通に食べてたりします。
もっというと、「日本食屋」があるのではなく、「日本にある専門店」があるのがバンコクの凄いところで、デパートに普通に「TVチャンピオン第二位を獲得したラーメン店!」みたいな看板があるのだから、もうなにがなにやら。。

さらに一歩踏み込んで、回転しゃぶしゃぶなどといった、オリジナルな店舗形態まで。。

P1020386.jpg

全然旨くないのですが、タイ人は楽しそうに肉をゆでたり寿司をつまんだりしています。

資生堂の看板も、そのまんま椎名林檎だし。。
P1020377.jpg

電気屋も売ってるものは日本と一緒。
P1020382.jpg

日本のための施設が多く、しかも、その施設も結構普通にタイ人が使っている。
暮らしやすさと、親日感、そして現地の経済力の高さをひしひしと感じて、暮らしやすそうだなあということを実感する訳です。

そして、悪名高き、夜の街。

P1020390.jpg

もう、この写真とか見ると、銀座とか歌舞伎町の裏路地にしか見えない。。
道ばたには、おにぎり屋とか、焼き鳥屋があって、半縁日。

残念ながら、洪水の影響で、お店の女の子は暇そうに店の外でたむろっていましたが、日本の夜の街が恋しくなったら、出稼ぎ労働者が東北の方言を聞くために上野駅に行くように、いつでもパッポンストリートがあなたを待っています。

こんな感じで、ちょっと異常なくらい日本人が住みやすいバンコクを紹介してみました。次回、この街の物価などについてお伝えします。






この記事の情報は2011年現在のもの。
2014年の最新情報は、電子書籍にまとめています!

タイで仕事を探す方法から、タイに行ったときのおすすめスポット、タイ経済の現状、タイで働く人へのインタビューまで、タイづくしの118ページ!
ぜひご一読ください!

バンコク日本人現地採用事情 新卒でも高卒でもOK!「日本人であること」の価値が高い国



※本記事は、現地在住の複数の業者、在住の方々にお話を伺った情報を元にしておりますが、分析内容に関しては私の見解も多分に含まれております。この記事を読んで、バンコクが気になった方は、是非一度ご自身の目で確認していただくことをお勧めします。 さて、ジャカルタの就活事情および現地生活事情はこの辺にして、次の国、タイの首都・バンコクに話はうつります。

香港やシンガポールの就職の場合「日本人であること」の価値はそれほど高くなく、「どんな職歴を持っており何が出来るか」が重視されます。(日本のキャリア就職と同じですね)

それに引き替え、以前にご紹介したジャカルタやこのバンコクでは、「日本人であること」の価値が高く、日本人であれば業務経験のない新卒でも受け入れてもらえます。(経験者であれば、学歴が高卒でもOKの場合もあるそうです)

「新卒の仕事っていっても、コールセンターじゃね?」って突っ込みもありますが、必ずしもそればかりではありません。
※バンコク市内には日本のコールセンターがあり、現地で働く日本人が日本からの(主にクレームの)電話を受け付けてます。あなたがかけたその電話も、実はバンコクにつながっているかもしれない…)

バンコクの求人で一番多いのはやはり製造業。
職種として一番多いのが技術者なのですが、それ以外に営業の仕事も多いです。

自社で作っている製品を他の日本企業に売り込む仕事です。

日本国内だとケイレツといって、「うちの会社の商売相手はトヨタおよびその子会社だけ」みたいなところが多いのですが、バンコクではそんなしがらみ関係なく、需要があるところとはいくらでも取引をします。そのため、新規開拓が必要な場合が多いです。

その際に必要なのが、日本人の決定権のある担当者との交渉でありコネクション。
そのために、「日本人の集まり」に参加することが必須であり、一番大切なことが「日本人であること」になるわけです。

こういうしがらみは、どう見てもクールとは言い難いのですが、このような閉鎖性があるが故に日本人の価値が高くなっているということは否定できません。

もちろん、こういう「日本人であること」を売りにする仕事だけではなく、今まで培ってきた製造業の技術や、ITの知識、事務処理能力や、広告業界での経験など、様々な「出来ること」を売りにした募集もたくさんあります。(ただし、金融は少ないとのこと。これは金融大募集中のジャカルタとは大きく違うところですね)

給料的には新卒だと月給は7.5万-9万円くらい。物価水準は(このあとのblogで詳しく公開しますが)日本の1/3と以下(特に家賃が結構安い)いったところなので、それなりの生活は出来ると思います。ただし、セレブとはほど遠そうです。

ある程度キャリアを積んだ女性の事務職なら、月給15万円くらい。ミドルマネージャクラスなら25万円程度と、このレベルまでくると、ややセレブな生活といえるかもしれません。

もちろん、バンコクにある多国籍企業で要職を務めており、年収は数千万レベルという人もいて、上を見れば青天井。まあ、そのレベルの人材はこのblog見て転職活動しないと思うので関係ないとは思いますが、バンコクでのし上がっていき、日本にいる以上の給料を稼ぐことも可能というわけです。

語学としては一番重要なのが「日本語」。
職歴よりも学歴よりも「きちんとした日本語」が喋れることが必須なので、この辺が危ない人わちゃんと矯正してくださぃ。(←勘でギャル語を使ってみた)

そして、社内公用語は英語であることが多いので(採用時に英語を重視しない会社であっても)英語が喋れる方が良いでしょう。
タイ人でも、大学を出たマネジメントクラスはTOEIC900点以上の人材はごろごろいて、彼らといかに上手く協力して仕事をするかでパフォーマンスが大きく変わることと思われるからです。

タイ語に関しては「タイ語が出来ないから採用されない」ということはほとんどないそうです。まあ、マイナーな言語を使う国の人は(日本人が日本語を使う外人のことが大好きなように)、自国語を使う人のことが大好きなので、現地に入ってから覚えていくといいと思います。

ちなみに、バンコクの労働者の最低賃金が月1.7万円程度。田舎だと1.2万円程度。
これと比べれば、日本人の新卒の給料7.5万円がいかに破格かが分かります。「日本人であることの価値」は、非常に高いということがわかりますね。

まあ、タイ人は暖かい国の人らしく大変働かない人たちで、
バンコクの会社で「不良品を出した奴は居残りで直すように。その間の残業手当は出さない!」って言ったら、その日に速攻誰ひとり働かなくなり、
「働かない奴は帰れ!」って言ったら、全員帰ったそうです。


そういう人と比べたら、確かに日本人社員は扱いやすいですよね。。(まあ、タイ人の方がグローバルスタンダードに近いと思いますが…)

なお、社会保障費は非常に安いそうですが、それで受けられる医療のレベルは高くないです。
そこで、多くの日本人は海外旅行保険などに入り、現地の日本語で受けられる豪華な病院で診断を受けることが多いそうです。その保険料を会社負担してくれるかは、入る会社次第ということで、要交渉になってきますが。

バンコクには、日本語で診察を受けられる病院がたくさんあり、設備もかなり新しいのでそういう点の不安は少ないとのことです。

そして、現在なんとか山を越えたと思われる洪水の影響。

多くの日本企業の工場が水に浸かり操業停止になっていますが、それでも進出している6千社以上の工場のうち、被害が出ているのは数百社レベル。

被災していない工場は、穴埋めのための増産が続いているし、被災した工場に対する復興需要もこれから多くなるため、就活への影響はプラスもマイナスもあり、何ともいえないところです。
でも、求人が一気に80%以上減少したリーマン・ショックとは全然違うということで、あまりナーバスになる必要はなさそうです。

就活事情は、こんな感じ。びっくりするほどいいわけでもないけど、チャレンジする価値はありそうだなというのが私の感想。
そして次回、バンコクでの生活環境についてお伝えします。

結局就職ってのは給料を含む仕事のメリット・デメリットと、生活レベルのバランスですからね。






この記事の情報は2011年現在のもの。
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バンコク日本人現地採用事情 新卒でも高卒でもOK!「日本人であること」の価値が高い国



※本記事は、現地在住の複数の業者、在住の方々にお話を伺った情報を元にしておりますが、分析内容に関しては私の見解も多分に含まれております。この記事を読んで、バンコクが気になった方は、是非一度ご自身の目で確認していただくことをお勧めします。 さて、ジャカルタの就活事情および現地生活事情はこの辺にして、次の国、タイの首都・バンコクに話はうつります。

香港やシンガポールの就職の場合「日本人であること」の価値はそれほど高くなく、「どんな職歴を持っており何が出来るか」が重視されます。(日本のキャリア就職と同じですね)

それに引き替え、以前にご紹介したジャカルタやこのバンコクでは、「日本人であること」の価値が高く、日本人であれば業務経験のない新卒でも受け入れてもらえます。(経験者であれば、学歴が高卒でもOKの場合もあるそうです)

「新卒の仕事っていっても、コールセンターじゃね?」って突っ込みもありますが、必ずしもそればかりではありません。
※バンコク市内には日本のコールセンターがあり、現地で働く日本人が日本からの(主にクレームの)電話を受け付けてます。あなたがかけたその電話も、実はバンコクにつながっているかもしれない…)

バンコクの求人で一番多いのはやはり製造業。
職種として一番多いのが技術者なのですが、それ以外に営業の仕事も多いです。

自社で作っている製品を他の日本企業に売り込む仕事です。

日本国内だとケイレツといって、「うちの会社の商売相手はトヨタおよびその子会社だけ」みたいなところが多いのですが、バンコクではそんなしがらみ関係なく、需要があるところとはいくらでも取引をします。そのため、新規開拓が必要な場合が多いです。

その際に必要なのが、日本人の決定権のある担当者との交渉でありコネクション。
そのために、「日本人の集まり」に参加することが必須であり、一番大切なことが「日本人であること」になるわけです。

こういうしがらみは、どう見てもクールとは言い難いのですが、このような閉鎖性があるが故に日本人の価値が高くなっているということは否定できません。

もちろん、こういう「日本人であること」を売りにする仕事だけではなく、今まで培ってきた製造業の技術や、ITの知識、事務処理能力や、広告業界での経験など、様々な「出来ること」を売りにした募集もたくさんあります。(ただし、金融は少ないとのこと。これは金融大募集中のジャカルタとは大きく違うところですね)

給料的には新卒だと月給は7.5万-9万円くらい。物価水準は(このあとのblogで詳しく公開しますが)日本の1/3と以下(特に家賃が結構安い)いったところなので、それなりの生活は出来ると思います。ただし、セレブとはほど遠そうです。

ある程度キャリアを積んだ女性の事務職なら、月給15万円くらい。ミドルマネージャクラスなら25万円程度と、このレベルまでくると、ややセレブな生活といえるかもしれません。

もちろん、バンコクにある多国籍企業で要職を務めており、年収は数千万レベルという人もいて、上を見れば青天井。まあ、そのレベルの人材はこのblog見て転職活動しないと思うので関係ないとは思いますが、バンコクでのし上がっていき、日本にいる以上の給料を稼ぐことも可能というわけです。

語学としては一番重要なのが「日本語」。
職歴よりも学歴よりも「きちんとした日本語」が喋れることが必須なので、この辺が危ない人わちゃんと矯正してくださぃ。(←勘でギャル語を使ってみた)

そして、社内公用語は英語であることが多いので(採用時に英語を重視しない会社であっても)英語が喋れる方が良いでしょう。
タイ人でも、大学を出たマネジメントクラスはTOEIC900点以上の人材はごろごろいて、彼らといかに上手く協力して仕事をするかでパフォーマンスが大きく変わることと思われるからです。

タイ語に関しては「タイ語が出来ないから採用されない」ということはほとんどないそうです。まあ、マイナーな言語を使う国の人は(日本人が日本語を使う外人のことが大好きなように)、自国語を使う人のことが大好きなので、現地に入ってから覚えていくといいと思います。

ちなみに、バンコクの労働者の最低賃金が月1.7万円程度。田舎だと1.2万円程度。
これと比べれば、日本人の新卒の給料7.5万円がいかに破格かが分かります。「日本人であることの価値」は、非常に高いということがわかりますね。

まあ、タイ人は暖かい国の人らしく大変働かない人たちで、
バンコクの会社で「不良品を出した奴は居残りで直すように。その間の残業手当は出さない!」って言ったら、その日に速攻誰ひとり働かなくなり、
「働かない奴は帰れ!」って言ったら、全員帰ったそうです。


そういう人と比べたら、確かに日本人社員は扱いやすいですよね。。(まあ、タイ人の方がグローバルスタンダードに近いと思いますが…)

なお、社会保障費は非常に安いそうですが、それで受けられる医療のレベルは高くないです。
そこで、多くの日本人は海外旅行保険などに入り、現地の日本語で受けられる豪華な病院で診断を受けることが多いそうです。その保険料を会社負担してくれるかは、入る会社次第ということで、要交渉になってきますが。

バンコクには、日本語で診察を受けられる病院がたくさんあり、設備もかなり新しいのでそういう点の不安は少ないとのことです。

そして、現在なんとか山を越えたと思われる洪水の影響。

多くの日本企業の工場が水に浸かり操業停止になっていますが、それでも進出している6千社以上の工場のうち、被害が出ているのは数百社レベル。

被災していない工場は、穴埋めのための増産が続いているし、被災した工場に対する復興需要もこれから多くなるため、就活への影響はプラスもマイナスもあり、何ともいえないところです。
でも、求人が一気に80%以上減少したリーマン・ショックとは全然違うということで、あまりナーバスになる必要はなさそうです。

就活事情は、こんな感じ。びっくりするほどいいわけでもないけど、チャレンジする価値はありそうだなというのが私の感想。
そして次回、バンコクでの生活環境についてお伝えします。

結局就職ってのは給料を含む仕事のメリット・デメリットと、生活レベルのバランスですからね。






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バンコクの刑務所の日本人無期懲役囚に会いにいってみた アゲイン

バンコクの刑務所に日本人無期懲役囚に会いに行く アゲイン もりぞおさんが、2008-9年の世界一周旅行でやり残したことが3つあります。
1.南極に行けなかった
2.ギアナ高地に行けなかった
3.バンコクの刑務所で無期懲役囚に会えなかった1,2は何をしたかったかだいたい分かると思いますが、3つめについては説明が必要ですね。
ネパールのカトマンズの日本式カレー屋に置いてあったノートにこんなことが書いてありました。
「バンコクの刑務所に、日本人の無期懲役囚がいる。
大変退屈しているから、みんなで会いに行こう!」

どうやら、タイで麻薬関係で捕まり、無期懲役を食らってしまい、投獄されているようです。そして、タイの刑務所は、別に親族縁者ではなくても面会ができてしまうため、彼らに会って話し相手になってあげよう。彼らもそれを望んでいる。ということみたいです。

当時世界一周を謳歌し、最後の国、タイで日常へ戻るリハビリをしようとしていた私としては、最後の最後で、究極の不自由を強制されている人たちに会うのは(悪趣味とはいえ)大変意義深いと思い、とりあえず行ってみたわけです。

が、刑務所まで行ったのに、当日はタイの祝日で面会はなしよ。
日程的にバンコクにいるのはたったの1日だったので無期懲役囚との面会は幻に終わりました。

日本に帰ってきて、彼らについて少し調べてみると、ノートに書いてあったことよりも、もう少しハードであったことが分かりました。

現在、刑務所に入っている日本人は8人。(そのうち面会を望んで名前をネット上で公開することを許可している人は6人)
その中の数名は、高齢かつ病気を患っているのですが、検査費用はおろか薬代も払えないため非常に苦しんでいる。

タイの刑務所では、生きていくために最低限の(馬の餌のような)食事は出るのですが、それ以外は自分で費用負担をしなくてはなりません。
カップラーメンのような食事も、病院の検査費用も、薬代も。

通常、家族などから仕送りの金が送られてくることが多いのですが、刑期が何十年となると、親族が亡くなったりしてその仕送りも途絶えてしまう。そうなると、天涯孤独の中、生きていくために最低限の餌のみで生きていくしかないわけです。

諸外国には「受刑者ローン」なるものがあって、受刑者に定期的に金を貸し、出所後それを返済するという仕組みがあるらしいのですが、日本にはなし。
もちろん、日本大使館がお金を貸したりしてくれるわけもないわけで、国には何も頼れない状態なわけです。

そもそも、麻薬犯といっても、タイの田舎の方では大麻なんてやり放題なわけで、日本の高速道路でスピード違反で捕まるくらいの感はあります。もっというと、報奨金目当てに観光客の鞄の中に麻薬を入れ警察に通報するような輩もいます。
今はいっている人たちが、そういう被害者なのかは分かりませんが、無期(もしくは数十年)の懲役は過酷です。

また、恩赦といって、極まれに刑期が短くなるチャンスがあるのですが、日本大使館が積極的に動かないため、恩赦が日本人に回ってくるのが遅いという問題もあるようです。

さらに、裁判は非常にスピーディーに行われ、判決が降りると覆ることは一切ないため、かなり早い段階から弁護士をつけないと、たとええん罪であっても、有罪になってしまう可能性が高いわけです。
一般的に、どの国でも、外国人容疑者に対する仕打ちは厳しいものです。

ただ、こんな過酷な状況の中でも、明るく情報を発信している人もいます。
「珍宝さん」という方は、獄中から定期的に、バンコクの日本人向けフリーペーパーに記事を書いており、その内容は下ネタばかりです。
ちなみに、彼は先日恩赦が適用され、釈放されて日本に帰国したそうです。

で、国際的である上に、道義的にもいろいろ難しいことがある問題であるコレ。
もりぞおさんが考察するには(情報も足りないし)ちょっと手に余る感じです。
なので、とりあえず、懲役囚の人に会って、食べ物とか日本の本とかを差し入れしてこよう!というのが今回な企画なわけです。

日本から家にあったいらない本(もりぞおさんは、本をほとんどスキャンしてしまったため、未読の本はあまり残ってない)とバンコクのセブンイレブンで買ったカップうどんとかかっぱえびせんをもって、チャオプラヤ川を上り、着いたところが、バンクワン中央刑務所

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正門は普通の役所と変わらないですが、柵の向こうに見える建物は見るからにプリズン

aP1010621.jpg

ここで、係員に話して、面会のための書類を書きます。
(なお、刑務所への行き方や、手続きの方法などはここのHPに詳しく書いてあります)

刑務所の横には、面会者用の待合スペースがあります。

aP1010623.jpg

食べ物やがあり、ベンチがあり、みんなが楽しそうにお弁当を食べたりしています。
刑務所の面会だからといって、必ずしも悲壮感が漂うわけではないのがこの国のお国柄なのかもしれません。

1時間以上待たされて、刑務所の中に入れることになりました。
持って行った本の検閲があるのですが、須藤元気がチェ・ゲバラと同じルートで旅をした旅行記「レボリューション」ははじかれました。。
まあ、キューバの国旗とか、ゲバラの肖像画とかがバンバン載ってるからなあ。。

また、刑務所の中は短パンNGらしく、ズボンの上から作業着みたいなのを着せられます。

面会室に行くと、たくさんの人たちが面会をしています。
面会席には電話機が置いてあり、席の向こうはガラス。
ガラスの向こうに2mほど空間があり、その向こうには同様の面会席が。
つまり、2枚のガラスと2mの空間を隔てて、電話で話をするわけです。

周りを見渡すと、いろんな人たちがいます。
父親が捕まり、母親と子供で面会をしている人。
恋人同士なのか、捕まった黒人男性と面会のタイ人女性が英語で話をしています。
また、差し入れの受付所には大量の物品が検疫中です。

周りの受刑囚の人たちの顔にはそれほどの悲壮感はありませんでした。
来てくれた人への精一杯のお礼のために、無理矢理作っているものかもしれませんが、笑顔であれやこれや話をしています。

面会に来ている人たちの顔にもそれほどの悲壮感はありませんでした。
楽しそうに話をし、子供たちは途中で飽きて、刑務所内をうろうろしています。

そういうものか・・刑務所に入った人たちの気持ちなんてこれっぽちも分からないなあ。。と思いながら、日本人の受刑者がくるのをぼーっと待つもりぞおさん。

結局、日本人受刑者の人は出てきませんでした。


のんきな観光客なんかと会いたくなかったのかもしれません。病気が重くて外に出る体力なんてなかったのかもしれません。単に刑務所の係員がミスったのかもしれません。

なんども係員に「出てこないんですけどー」と言ったのですが、「今電話した。」としか言ってこないので、真相は全く分かりません。
とりあえず、理由が3つめであると勝手に決めつけて、係員に切れようと思ったのですが、下手に騒ぎを起こしてそのまま収監されたらたまったもんじゃありません。(この国で、外国人に対してまともな法律が適用されるとは思えません。。)

とりあえず、腹いせに、持ってきた差し入れを「おまえにやるよ!」と係員に渡して帰ってきました。

この旅で、また宿題が一つ残ってしまいました。
しかし、この受刑者に会いに行くという宿題はクリアすべきものなのでしょうか?
受刑者の人にとっていいことなのか。自分にとって学ぶべき何かがあるものなのか。
三度目のトライをすべきか、ちと悩んでいます。






この記事の情報は2011年現在のもの。
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タイで仕事を探す方法から、タイに行ったときのおすすめスポット、タイ経済の現状、タイで働く人へのインタビューまで、タイづくしの118ページ!
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バンコクの刑務所の日本人無期懲役囚に会いにいってみた アゲイン

バンコクの刑務所に日本人無期懲役囚に会いに行く アゲイン もりぞおさんが、2008-9年の世界一周旅行でやり残したことが3つあります。
1.南極に行けなかった
2.ギアナ高地に行けなかった
3.バンコクの刑務所で無期懲役囚に会えなかった1,2は何をしたかったかだいたい分かると思いますが、3つめについては説明が必要ですね。
ネパールのカトマンズの日本式カレー屋に置いてあったノートにこんなことが書いてありました。
「バンコクの刑務所に、日本人の無期懲役囚がいる。
大変退屈しているから、みんなで会いに行こう!」

どうやら、タイで麻薬関係で捕まり、無期懲役を食らってしまい、投獄されているようです。そして、タイの刑務所は、別に親族縁者ではなくても面会ができてしまうため、彼らに会って話し相手になってあげよう。彼らもそれを望んでいる。ということみたいです。

当時世界一周を謳歌し、最後の国、タイで日常へ戻るリハビリをしようとしていた私としては、最後の最後で、究極の不自由を強制されている人たちに会うのは(悪趣味とはいえ)大変意義深いと思い、とりあえず行ってみたわけです。

が、刑務所まで行ったのに、当日はタイの祝日で面会はなしよ。
日程的にバンコクにいるのはたったの1日だったので無期懲役囚との面会は幻に終わりました。

日本に帰ってきて、彼らについて少し調べてみると、ノートに書いてあったことよりも、もう少しハードであったことが分かりました。

現在、刑務所に入っている日本人は8人。(そのうち面会を望んで名前をネット上で公開することを許可している人は6人)
その中の数名は、高齢かつ病気を患っているのですが、検査費用はおろか薬代も払えないため非常に苦しんでいる。

タイの刑務所では、生きていくために最低限の(馬の餌のような)食事は出るのですが、それ以外は自分で費用負担をしなくてはなりません。
カップラーメンのような食事も、病院の検査費用も、薬代も。

通常、家族などから仕送りの金が送られてくることが多いのですが、刑期が何十年となると、親族が亡くなったりしてその仕送りも途絶えてしまう。そうなると、天涯孤独の中、生きていくために最低限の餌のみで生きていくしかないわけです。

諸外国には「受刑者ローン」なるものがあって、受刑者に定期的に金を貸し、出所後それを返済するという仕組みがあるらしいのですが、日本にはなし。
もちろん、日本大使館がお金を貸したりしてくれるわけもないわけで、国には何も頼れない状態なわけです。

そもそも、麻薬犯といっても、タイの田舎の方では大麻なんてやり放題なわけで、日本の高速道路でスピード違反で捕まるくらいの感はあります。もっというと、報奨金目当てに観光客の鞄の中に麻薬を入れ警察に通報するような輩もいます。
今はいっている人たちが、そういう被害者なのかは分かりませんが、無期(もしくは数十年)の懲役は過酷です。

また、恩赦といって、極まれに刑期が短くなるチャンスがあるのですが、日本大使館が積極的に動かないため、恩赦が日本人に回ってくるのが遅いという問題もあるようです。

さらに、裁判は非常にスピーディーに行われ、判決が降りると覆ることは一切ないため、かなり早い段階から弁護士をつけないと、たとええん罪であっても、有罪になってしまう可能性が高いわけです。
一般的に、どの国でも、外国人容疑者に対する仕打ちは厳しいものです。

ただ、こんな過酷な状況の中でも、明るく情報を発信している人もいます。
「珍宝さん」という方は、獄中から定期的に、バンコクの日本人向けフリーペーパーに記事を書いており、その内容は下ネタばかりです。
ちなみに、彼は先日恩赦が適用され、釈放されて日本に帰国したそうです。

で、国際的である上に、道義的にもいろいろ難しいことがある問題であるコレ。
もりぞおさんが考察するには(情報も足りないし)ちょっと手に余る感じです。
なので、とりあえず、懲役囚の人に会って、食べ物とか日本の本とかを差し入れしてこよう!というのが今回な企画なわけです。

日本から家にあったいらない本(もりぞおさんは、本をほとんどスキャンしてしまったため、未読の本はあまり残ってない)とバンコクのセブンイレブンで買ったカップうどんとかかっぱえびせんをもって、チャオプラヤ川を上り、着いたところが、バンクワン中央刑務所

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正門は普通の役所と変わらないですが、柵の向こうに見える建物は見るからにプリズン

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ここで、係員に話して、面会のための書類を書きます。
(なお、刑務所への行き方や、手続きの方法などはここのHPに詳しく書いてあります)

刑務所の横には、面会者用の待合スペースがあります。

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食べ物やがあり、ベンチがあり、みんなが楽しそうにお弁当を食べたりしています。
刑務所の面会だからといって、必ずしも悲壮感が漂うわけではないのがこの国のお国柄なのかもしれません。

1時間以上待たされて、刑務所の中に入れることになりました。
持って行った本の検閲があるのですが、須藤元気がチェ・ゲバラと同じルートで旅をした旅行記「レボリューション」ははじかれました。。
まあ、キューバの国旗とか、ゲバラの肖像画とかがバンバン載ってるからなあ。。

また、刑務所の中は短パンNGらしく、ズボンの上から作業着みたいなのを着せられます。

面会室に行くと、たくさんの人たちが面会をしています。
面会席には電話機が置いてあり、席の向こうはガラス。
ガラスの向こうに2mほど空間があり、その向こうには同様の面会席が。
つまり、2枚のガラスと2mの空間を隔てて、電話で話をするわけです。

周りを見渡すと、いろんな人たちがいます。
父親が捕まり、母親と子供で面会をしている人。
恋人同士なのか、捕まった黒人男性と面会のタイ人女性が英語で話をしています。
また、差し入れの受付所には大量の物品が検疫中です。

周りの受刑囚の人たちの顔にはそれほどの悲壮感はありませんでした。
来てくれた人への精一杯のお礼のために、無理矢理作っているものかもしれませんが、笑顔であれやこれや話をしています。

面会に来ている人たちの顔にもそれほどの悲壮感はありませんでした。
楽しそうに話をし、子供たちは途中で飽きて、刑務所内をうろうろしています。

そういうものか・・刑務所に入った人たちの気持ちなんてこれっぽちも分からないなあ。。と思いながら、日本人の受刑者がくるのをぼーっと待つもりぞおさん。

結局、日本人受刑者の人は出てきませんでした。


のんきな観光客なんかと会いたくなかったのかもしれません。病気が重くて外に出る体力なんてなかったのかもしれません。単に刑務所の係員がミスったのかもしれません。

なんども係員に「出てこないんですけどー」と言ったのですが、「今電話した。」としか言ってこないので、真相は全く分かりません。
とりあえず、理由が3つめであると勝手に決めつけて、係員に切れようと思ったのですが、下手に騒ぎを起こしてそのまま収監されたらたまったもんじゃありません。(この国で、外国人に対してまともな法律が適用されるとは思えません。。)

とりあえず、腹いせに、持ってきた差し入れを「おまえにやるよ!」と係員に渡して帰ってきました。

この旅で、また宿題が一つ残ってしまいました。
しかし、この受刑者に会いに行くという宿題はクリアすべきものなのでしょうか?
受刑者の人にとっていいことなのか。自分にとって学ぶべき何かがあるものなのか。
三度目のトライをすべきか、ちと悩んでいます。






この記事の情報は2011年現在のもの。
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Author:もりぞお / 森山たつを

海外就職研究家 兼
電子書籍個人出版研究家


人がやらないマニアックな領域を、日々自身が実験台になって研究しています。
詳しいプロフィールは"About もりぞお"をご覧ください。
取材、記事執筆、人生相談、なんでもうけたまわります。
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