文章を全て書き終えて、ジャカルタで就活中に書いた「あとがき」を公開します。
私が、海外就職に思うことをすべてまとめました。










はじめてのアジア海外就職 はじめてのアジア海外就職
(2012/03/05)
もりぞお

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「ちょっと、日本でいい職場が少なくなってきたから、海外でも見てくるか?」
私の海外就職活動は、この程度のノリで始まりました。

移住といっても、家族と今生の別れを告げ、船で何ヶ月もかけて行くのとは大きく違い、飛行機で数時間の距離。現地に行っても、たくさんの日本人がいて、日本の食べ物があり、インターネットで日本のことを日本にいるのと同じタイミングで知ることができる時代。移住の持つ言葉の重さは大きく変わっています。

30年ほど前、大企業に入ったら、一生その会社に奉公することが当然であり、転職というのは一部の異端児がやることだと認識されていました。しかし、今や、大企業であっても転職するのはあたり前。世間には転職に関する情報があふれています。

これに対して、海外の企業に就職する際に情報を集めようとしたのですが、情報量が非常に少なく、また各地に点在しているため見つけるのに非常に苦労しました。そこで、私が海外就職をするにあたって集めた情報に、自分が海外就職を実際に行った体験を加えたのが本書です。

私は日本国内での転職が一般的になったのと同様、近い将来海外に転職をするという道も一般的になってくると思っています。

実際、日本企業は世界各地に事業所を作り、世界各国の人にものを売っています。
情報はインターネットを通じて瞬時に地球上のあらゆるところから届き、同様にお金も世界各国を飛び回っています。ものと金と情報が世界中を自由に飛び回るのだから、それに合わせて人も飛び回るようになるのは自明です。もっというと、飛び回れる人が価値を持つ時代になるのです。

アジア各国を飛び回り、現地の就職エージェントを周り、企業で面接を受けて思うのは「日本で転職活動をするのと変わらない」ということでした。新幹線に乗って名古屋に行くか、飛行機に乗って香港に行くかの違い。そして、企業ごとに文化の違いがあるように、国ごとに文化の違いがある。それだけの話。

もちろん、この文化の違いを受け入れることは時として難しいです。しかし、所詮人間同士なので超えられない壁ではありません。そして、それを受け入れたという実績は自分のスキルのひとつとなり、将来の自分の可能性を広げてくれます。
日本で培ってきたスキルに、文化の違いを受け入れるスキルを加えることで、そのあとにできる仕事の選択肢は格段に増えます。そのまま海外で働き続けることもできるし、別の国に移ることもできる。国籍を関係なくグローバルに活動することもできるのです。

過去にアジア各国で通貨危機があり、その後アメリカで金融危機があり、現在ヨーロッパでも金融危機が起こっています。このような大きな危機に対して、我々個人は非常に無力と思いがちですが、今の世の中、お金を外国に逃がしたり、自分自身が海外に移り住んだりするのはそれほど難しくありません。大切なのは、どのようにそれ
を行うかを知り、準備をしておくことです。

その準備として、アジアでの海外就職をどのように行うかを知っておくことは非常に大切です。そして、できたら実際に転職をしてスキルを身につけておけば、不慮の事態があったときの助けとなります。

私は、何が何でも日本を脱出するべきだとは思っていません。でも、日本でうまくいかないなあと思ったときに、ひとつの選択肢としてアジア就職を検討してみると、もしかしたらそこに突破口があるかもしれません。

日本は、財政は危機的だし、産業は衰退途上だし、政府はぼろぼろだし、年金は崩壊寸前だし、いいことないなあと思っている人はたくさんいると思います。

しかし、アジアのあらゆる国への航空券を買うことができる経済力を持ち、多くの国にビザなしで訪問できるパスポートを持っているのは日本人の特権です。そして、アジアの各地に先人がいて、就職先を用意していてくれるのですから、日本人に生まれたことはラッキーとしかいいようがありません。

そんな、素晴らしい国に生まれたことの特権を十二分に活用するためにも、海外に飛び出すという道を検討してみてください。そして、状況が許せば、実際に海外に飛び出してみましょう。そこで得たスキルを使って日本に還元することが、多くの日本人のそして日本国のためになると信じています。

この本を読んで、そんなことにチャレンジする人が一人でも増えてくれたら嬉しいです。







はじめてのアジア海外就職 はじめてのアジア海外就職
(2012/03/05)
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