こんにちは。Kindleで電子書籍連続刊行中のもりぞおです。
前回から引き続き、Kindleで電子書籍を発行する際のハウツーや苦労を書いてみます。Kindleで電子書籍を出版する際に、一番困るのが、画面レイアウトです。
電子書籍は、iPhoneでもiPadでもkindleでもAndroidでも読めるようになっています。そして、ユーザーが自分で文字の大きさやフォントを変えるなんてこともできてしまいます。
つまり、紙の書籍と違って、1ページに何文字入るかが毎回変わってくるのです。

例えば、同じページでも、iPhoneとiPad miniでこんな風に変わってきます。




文字だけならさほど問題にはならないのですが、私の場合は、写真があることを前提とした旅行記。この問題は結構やっかいです。

例えば、写真が続く場合にはiPhoneではどうしてもこんな感じに、



空白ができてしまうのです。(次のページの頭に、この空白よりも大きな写真が入ります)

コレを改善するためには、写真の大きさを小さくするしかないのですが、私の中の優先順位としては「大きな写真 > 空白」なので、この点に関しては妥協しました。

この様に、Amazon電子書籍出版に関しては「失敗と妥協の連続を暗闇の中で試し続ける苦行」といった側面があります。

全体の流れは、前回の記事に書いたので、
「ものすごく簡単で、ありえないほど難しい」Web1.0的電子書籍を手作りして、Amazon KDPで売ってみた!

今回は原稿作成について少し詳しく書きます。
原稿を作るに当たっては大きく分けて2通りあって、
MS WordやGoogle Docsのようなワープロソフトを使って作成し、Amazon様の変換ソフト(ブラックボックス)に入れて変換していただく か、Sigilなどのソフトを使ってePub(標準的な電子書籍の形式)をつくり、それをAmazon様に渡すかになります。

正直、ePub作成ソフトはまだまだの段階であり、私は面倒なので前者を選んでブラックボックスの中を突き進んでいます。

ブラックボックスの欠点は何か問題があった時、その原因究明ができないことです。
しかも、2013年1月のAmazon様のブラックボックスは、まだまだ中身が安定しておらず、1週間前の挙動と、今日の挙動が違う事もがよくあります。さらに、サンプルファイルと実際に売られるファイルが別物ということもしばしば。

具体的に言うと、

・1週間前にはきちんと表示されていたのだが、再度全く同じWordファイルをブラックボックスに入れて変換したら、「改ページ」が全て消えて滅茶苦茶になった
・ブラックボックスを通した後、「サンプルファイルをダウンロード」できるのですが、そのサンプルファイルで表示に不具合があっても、実際に販売されてるファイルはきちんと表示されている
・Amazon様謹製の「PC上でKindle paperwhiteで見たらこう見えるよエミュレーター」は全くもって滅茶苦茶な画面をを表示してくれるて、なんの参考にもならない
・2週間前にはきちんと目次が表示されてたのに、ある日突然Amazon様から「目次に不具合があります」とのメールがきて、その日以降目次機能が効かなくなる

とにかく、アップロードして、販売して、自分でダウンロードするくらいしかきちんと確認する方法がないのです。そして、自体は日々刻々と変化するのです。

やばいよ。黎明期過ぎるよ・・・。

と、いうわけで、私はこだわりを捨てて、多少不具合があってもリリース。適宜修正を入れていく方式で配信をしています。(ただ、配信しているファイルは、少なくとも全文が読めるレベルまでは作っていますので、その辺はご安心を。)

おそらく、今のamazonの電子書籍は85%の完成度のモノを作る労力を100とすると、100%の完成度のモノを作るために100000くらいの労力が必要になる世界だと思います。
従って、100%完成度を目指さなきゃいけない出版社が苦労している間に、個人が「安いんでスイマセン」といいながら、ゲリラ出版をするチャンスではないかとおもうのです。
もちろん、読者のお金と時間に見合うだけのクオリティにすることは最低限必要ですが。

次回、じゃ、ゲリラ出版してみたいんだけど、具体的にどうやって作業をするの?というお話しをします。

ちなみに、チベット編は、改めて目次を入れるなど、試行錯誤の結果をふんだんに盛り込んだ物になっています。



99円でご購入いただければもちろん、上記ページからDLできる無料サンプルからでも、表紙や目次のあれこれを見て頂けますので、ぜひどうぞ。

なお、同じく99円のキューバ編、ブラジル編も、現在改修中。アップデートできたら、既にお買い上げになった皆さんも含めて、全ての方が最新版にアップデートできるようにしますのでお楽しみに!





ちなみに、この電子書籍が一体何冊売れたのか?など、赤裸々な数字や、もりぞおさんへの直接の質問はこちらの謎の会員組織もりぞお海外研究所でやってますので、ご興味がある方は左側のアイコンをクリック!