外は雪。吹雪。今も続く朝からの荒れ模様。

去年の今日は、30℃のカンボジアプノンペンにいたはずなのですが、どうしてこうなった…。

家賃が10万円下がった

私は、東京にオフィスを構え、カンボジアで学生向け研修プログラムを開催するという会社を経営しています。
学生が休みの、8,9月、1月、2,3月は現地で研修プログラムを行い、残りは東京で大学の授業などを行うという2拠点生活をしていました。

が、コロナで、海外研修プログラムが吹っ飛び、オンラインの研修プログラムを新規で作りました。
大学の授業も、オンラインに変わりました。

あれ?じゃあ、住む場所どこでもよくね?

ちょうど今年の4月にカミさんが出産することになり、カミさんの実家青森県で里帰り出産することに。
そして、子供が産まれ(コロナで立ち会いできず)、しばらくカミさんの実家に居候していたのですが、ふと気付いてしまいました。

あれ?東京帰らなくてもよくね?

元々、東京に帰って、家賃17万円の家に引っ越す予定で、内見もしていました。

しかし、5月に発令された非常事態宣言で東京に帰れなくなり、そのまま青森にいたら、青森に住んでもいいような気がしてしまったわけです。

と、いうわけで、家を探したら、同じような間取りで6万円弱。
10万円以上安いんですけど…。

と、いうわけで、突然、青森移住をすることになったのです。

冬の青森は、過酷である

夏の青森は、エアコンなしでも過ごせる日が多く、快適です。
家の目の前がスーパーで、駅やバス停も近いのでそれなりに店がある青森駅近くにも簡単に行けます。(とはいえ、0歳児連れで外出することは多くないです)
15分くらい歩くと山があり、散歩をするにもちょうどいいです。

秋の青森も、農家の大家さんが、柿やネギをくれて、暖かい下町コミュニティと大地の恵みを感じさせてくれます。

がしかし、12月中旬から過酷な冬がやってきました。
なんか、雪1mくらい積もってるんですけど!エアコンの室外機凍ってるんですけど!
氷点下6℃の吹雪とか、外出れないんですけど!

外に出なければ、なんてことはない

では、その生活が悲惨かというとそんなことはありません。
寒きゃ、外出なけりゃいいんです。

青森の住宅は寒冷地仕様で、窓は全て2重窓。断熱材もバッチリです。(築20年なのに)
これだと、意外と寒くならないんです。外は氷点下6℃でも、暖房入れてない朝のリビングの温度は13℃。
家の中にいる分には東京と変わりません。

雪かきも、大家さんが巨大な除雪車を持っているので、大家さんがやってくれる。
東京でたまに大雪が降った後の方が悲惨です。
過酷な環境も、日常になれば、解決策ができあがるんですね。

光熱費は高くなりましたが、電気、ガス、灯油合わせて22000円くらい。東京時代と比べて1万円Upくらいなので、家賃が10万円以上下がっていることから考えると経済的です。

そして、その余剰金で家に簡易スタジオを作ったら、今までよりもハイクオリティで研修や大学の授業をお届けすることができるようになりました。

住む場所は、状況によって変える

こんな風に、青森生活がそれなり快適なのには理由があります
・0歳児がいるので、そもそも外出あまりしない
・元々5割くらいの仕事がオンラインで完結してたのが、コロナの影響で100%になった
・カミさんの実家が近い

この様な条件が重なって、家賃が安い青森で快適な生活ができたわけです。
カミさんの実家の場所によっては、仙台がよかったり、房総がよかったりするかもしれません。
コロナ禍が終わって、東京でのリアルな仕事が増えたら、東京に戻るでしょう。
子供の教育をどこでやるかという問題もあります。

大切なことは、状況に応じて住む場所を変える仕組みを作っておくことです。
コロナ禍の数少ないいいことは、オンラインでの仕事が世間一般に広く認知されたこと。
仕事の面で場所を選ばなくてもよくなったら、それ以外を調整するのは簡単です。

そして、もう一つ大切なことは、向こう10年の都合で住む場所を考えるのでなく、向こう1年くらいの都合で考える事。
遠い先まで考えたら、いいことも悪いこともありすぎて、選びようがなくなってしまう。
今、そして1年くらい先の事を考えて、ベストなところを選ぶと、幸せに暮らすことができると思うのです。

引っ越した先での生活が合わなかったら?状況が変わったら?
そりゃ、また引っ越せばいいんですよ。

8年前に、海外就職に関する本を出したときに、まえがきの最初が「住むとこなんて、どこでもいいじゃん!」だったのですが、2021年になって、より一層自由になっているのです。