日経新聞が大学の学長にアンケートを取った結果、7割が「内定がとれない学生が増えるだろう」と答えたそうです。

これは、純粋に不況により総内定者数が減るだけではなく、10個以上内定をとる学生と、ひとつも内定を取れない学生という、圧倒的な内定格差が生まれるからです。

なぜ、格差が生まれるのか?1999年の就活氷河期を振り返って分析してみます。

氷河期世代の現実

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私は1999年に就活をして、20個以上内定をとりました。
早稲田大学理工学部という恵まれたポジションであったということはありますが、同じ大学でも内定を採れてない人はたくさんいました。

この年、企業は内定者数を思いっきり減らしており、厳選採用をしていました。
そんなときに、内定をとるのに必要な準備が3つあります。

1.業界・企業選び

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不況の時は、採用が少ない会社はとことん採用人数が減ります。
2020年の今でしたら、航空・旅行業界は壊滅的でしょう。
しかし、一部の企業は「他が採用しないから、大量採用する」といって、積極採用します。

つまり、採用が少ない業界をあきらめ、採用が多い業界を選ぶという、業界選びが非常に重要になります。
これをやらない人は、就活100社落ちになりましたし、上手くやった人は内定をとりまくれます。

1999年だと、マスコミ・金融は厳しく、IT革命真っ最中のIT・コンサルはじゃんじゃん内定取れました。
ちなみに、2020年の業界事情は、ここで分析してます。


2.面接実戦練習

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氷河期では、書類選考で落ちる可能性が高いので、なかなか面接にたどり着けない傾向があります。
そして、面接は場数勝負で、何度も面接を受けることで、だんだん上手くなっていきます。

つまり、採用人数が多く、たくさん面接をする業界を選んだ学生は、何度も面接をこなし、どんどん上手くなります。
逆に、採用人数が少ない業界を選んだ学生は、面接の経験が少なく、上達しません。

これが、圧倒的な差になってくるのです。

ちなみに、私は1999年に、就活の開始が早いというだけの理由で、テレビ局のアナウンサー試験とか受けて練習してました。当時は、フジテレビとか1万人くらい全員面接してたんですよ。


3.志望動機

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志望している業界に落ちまくると、大量にエントリーシートを書かなくてはならなくなります。
さらに、自分に自信がなくなり、自己PRが書きにくくなります。
そうすると、エントリーシートの内容を考えるのがめんどくさくなり、コピペを乱用するようになります。こうなったら、就活100社落ちまっしぐらです。

忘れてはいけないことは、エントリーシートでも、面接でも伝えることは
「私は、御社で、こんな風にお役に立てます」
ということです。

これを言うためには、「御社」がどんな会社で、「自分」がどんな人かがわかっていないといけません。大学1-2年で自分がどんな人でどんなことができるかを理解し、3年で世の中にどんな会社があるのかをリサーチすることが理想です。

大学受験だって、難関校を受ける人は、小学校から準備を始めてますよね。
就活だって同じで、大学3年に就活始めたって遅いんです。

2020年の就活は、コロナの影響で3月に大きくルールが変更になりました。そのため、2月までに就活を進めてた人は圧倒的に有利になりました。

2021年以降の就活も、面接のオンライン化など、ルールもどんどん変わっていき、今までの常識が通用しなくなります。
だから、はやく動いて、新しいルールを学んだり、たくさんの会社を調べたりすることが大切です。

逆に言えば、ほとんどの学生は、ここに書いたような事前準備をしていないので、ちゃんと準備すれば、格差の上の方にいけるんです。

恐れずに、しっかり準備して、就活にのぞんでください!