旅にはトラブルがつきものであり、飛行機移動の中でトラブルに遭う人も非常に多いです。私も、メキシコで搭乗する飛行機会社が出発三日前に倒産したことを当日の飛行場で知ったり、ペルーで予約した前日の航空券を持って飛行場にいったらそのまま乗れてしまい、到着してからそのことに気付いたりと、いろいろありました。

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今回は、そんなことに比べれば些細なのですが、まあ時間がかかったという素敵な思い出をここに書き記しておきます。

今回の旅は、カンボジアプノンペンから、日本東京までの帰国でした。
直行便がないため、アジアのいろんな都市を経由していくことになるのですが、今回最安だったのが中国東方航空、上海経由でした。(ちなみに、最安がクアラルンプールの場合もあれば、台北の場合もあれば、ホーチミンのこともあれば、バンコクのこともあります)

夜中の0時15分にプノンペンを出ると、午前4時半に上海に着き、午前9時の飛行機に乗って、午後1時頃に成田に着くというちょっとハードな便。でも、午後2時過ぎから始まるYahooニュース 著者のカンファレンスに途中参加できるので、悪くない選択肢でした。

プノンペン空港は、今、絶賛改修中。
カンボジア初のスターバックスが作られ、プライオリティパスが使える豪華ラウンジが稼働を開始するなど、格段のレベルアップがなされています。
我々が雨の中空港にたどり着くと、空港には異常な量の人。
なんだよ…そんなにスターバックスが珍しいのかよ…と思ったら、なんか有名人が出国するらしく、ファンが見送りにきていました。

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その人の群れを押しのけて、巨大な荷物をもって空港に入ると、残念ながら中国東方航空のカウンターは空いていません。仕方がないので夕食を食べにレストラン街へ。これから日本に帰るのに、あえて吉野家に行ってみたら、10時閉店と書いてあるのに9時過ぎの今、もう既に閉店してるからだめーといわれ、追い出されます。日本よ、これがカンボジアだ。

仕方がなく、不味くて高いピザ(カンボジア人には大人気)を食べながら小一時間待ち、出発2時間前になってから、再度人混みをかき分けてカウンターにたどり着くと、まさかの「キャンセル!」

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どうやら、上海空港が濃霧でダウンしているようです。
マジかよ…家に帰るか…と思ったら、ホテルを用意しているからそこで待っていろとのこと。以前、フィリピンで超大型台風ヨランダに直撃したときは、問答無用で空港から追い出されたのですが、プノンペンはなかなか優しいです。

空港の外に待っているバスは、ぎゃあぎゃあさわぎ、我々よりもたくさんの荷物をもった中国人が満載。大変うるさいのですが、特に何事も無く、宿泊先のプノンペンホテルに到着。このプノンペンホテルはプノンペンでは結構高級で、この日の宿泊レートはagodaで約1万円。
設備は古いが、豪華といった感じで、なかなか快適です。

「明日、昼1時の便になった。10時半にロビー集合」という指示だけ出されて解散。
しかし、バス2台に満載された中国人を中心とした100人以上の客を、なんの予約もなく収容出来たプノンペンホテルは、すごいのかヤバイのか…。

翌朝、かなり怖いサンタクロースに見つめられながら朝食を食い、

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10時半きっかりにロビーに。
すんなりバスに乗せてもらえたのはいいけど、待てど暮らせど出発せず。エンジンがかかったのが10時45分。出発したのが11時10分。これくらいで文句をいっていたら、東南アジアでは暮らせません。

当然、飛行場のカウンターは長蛇の列。係員は、いつも通りののんびりと作業をしています。重い荷物を抱えて、小一時間並んでカウンターにたどり着くと、隣のカウンターの中国人女性が涙を流して抗議をしています。なかなかハードです。そして、上海に着いた後、日本にはいつ着くのだと聞くと、"I don't know"。日本よ、これが中国東方航空だ。

この時点で既に飛行機出発の15分前。かなりヤバイ状況ですが、我々の後ろにまだまだ列は続いています。隣では、まだ泣いてるし。

お詫びの印に食事券が渡されるのですが、これもこのタイミング渡すから、みんな搭乗前にお店によってから搭乗口に向かうため、飛行機に乗るのが遅れます。とはいえ、この状況で乗客を残して飛んでしまったら暴動が起きます。結局、1時間半くらい遅れて飛行機はフライト。
そもそも、なんで、もっと早く集合にしなかったのか…と思うのですが、カンボジアだからです。

上海に着陸し、トランスファーカウンターに行くと「今日の東京行きの便は、もうない」
隣では、アメリカ人らしきおっさんが「今日中に香港に行かなきゃいけないんだよ!」と怒り狂っています。

どうやら、昨日から上海空港は麻痺状態の様です。

こちらは気を取り直して、「じゃ、どうすればいいの?」と聞くと、あちこちに電話をかけ始め、15分後に「明日のフライトになる。ホテルがあるから5番カウンターにいけ」とのこと。

まさかの、ホテル2泊目決定。
ただ、まだ7時過ぎだったので、久々(万博以来だ)に上海の街でもみるかと、ちょっと元気になりました。

が、連日の「バスが来ない」「バスになかなかエンジンがかからない」「バスがなかなか出発しない」のコンボ。
バスの車窓から見える景色は、雲の中のように遠くが白くかすみ、この国の公害のヤバさが伝わってきます。

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そして、道路がきちんと舗装されており全然揺れないのがプノンペンとの格差を感じさせてくれます。

で、ホテル着は午後9時10分。「明日は6時出発ね」ということで、飯を食うくらいしかできなさそうです。

ホテルから徒歩3分の所に巨大なショッピングモールがあったため、とりあえずそこに向かい、日用品を購入。帰りに飯でも食うかと思ったら、まさかのみんな10時閉店。唯一ギリ空いていたケンタッキーフライドチキンで、バーガーとチキンを買おうとしたら、「クレジットカードは使えません」マジか…人民元なんて持ってるわけないよ…。

と、しょんぼりしていると、店員がまさかの「車でATMに連れて行ってあげるよ」宣言。自分でレジにお金を入れ、車でATMに連れて行ってくれました。
現金を引き出し、100元札を彼に渡して、おつりは要らないといっても、「これは君のお金だから」といって無理矢理おつりを渡してくる。日本よ、これも中国人だ。

いろいろひどい目にあっても、時々いいことがあるので、人生も捨てたもんじゃありません。

この時点で、Yahooのカンファレンスキャンセル、翌日の読売新聞の取材遅刻が決定しているため、各種連絡をするためにネットに繋いだのですが、ここでチャイナトラップ。

Facebookつながらない、twittrつながらない、LINEつながらない、google検索つながらない、gmailつながらない、その他のメールもつながらない、かなり大ピンチです。
が、なぜか、Yahoo検索とYahooメールはつながって、ギリギリセーフ。複数の通信手段を持つことは大切です。

翌日、4時半起き、6時集合で、もう何度目かの「バスが来ない」「バスになかなかエンジンがかからない」「バスがなかなか出発しない」のコンボ。当然のごとく、離陸も遅れて、日本到着が2時頃でした。ついでに、スーツケースがぶっ壊れいてるのおまけ付き。もうおなかいっぱいで食べられないよ…。

が、ここからはジャパンクオリティ。

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素晴らしくスムーズに、海外旅行保険申請用の書類ができあがり、京成のカウンターに行くと一瞬でクレジットカードが決済され切符が手に入ります。(ちなみに、プノンペンのイオンモールでは、決裁に1分以上かかる上に、2回に1回は通信不良か紙が詰まるかして果てしなく待たされます)

流れるようにして入ってきた京成スカイライナーに乗ると、あっという間に上野着。
家まで、駅toドアで1時間かからなかったよ。すごいぜジャパン。

そんなわけで、2泊3日、40時間程かけてプノンペンから東京に移動。もう、南米だって行けちゃうぜ。かなりぐったりしているのですが、冷たい雨が降る、プノンペンより20度ほど気温が低いコンクリートジャングルに、取材を受けるために繰り出します。

去年は、週に1回以上飛行機に乗っていたので、今年は月に1回以下に減らそうと計画を立て、実際それを達成したのですが、最後の最後に結構ハードな仕打ちを受けました。

さて、来年はどうしようか…。

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