もりぞおさんは、現在海外就職研究家という謎の肩書きを名乗っていますが、2008年8月から2009年7月まで約1年間世界一周旅行に出ました。しかも、飛行機はビジネスクラスで。

帰国後、たまに「世界一周して、何か変わりましたか?」と聞かれることがあります。その答えは「何も変わらない。ただの観光」です。 世界一周なんて日本人だけで何百人単位でやっている人がいるし、世界レベルで言ったら何万人。累計では何十万人。別に希少なモノでも何でもありません。

ただ、その楽しすぎる経験の中で私がその後役に立ったなーと思ったのが、「多様なモノの見方」です。

例えば、日本人のほとんどの人は、自分の金で飛行機に乗る際にはエコノミークラスだと思います。(私もそうです)。世界一周なんてとんでもないことだと思っていると思います。 しかし、実際にやってみると意外なことがわかります。

世界一周航空券という、飛行機会社が出している正規航空券があり、 ビジネスクラス正規航空券の値段はエコノミークラスの2倍である。

日本では、元々クソ高かった正規航空券に対し、いろんな裏技を使って格安航空券を旅行会社が販売するようになりました。格安航空券は、需要が多いエコノミークラスがほとんどです。 そうすると、ビジネスクラス=正規航空券とエコノミークラス=格安航空券の差は途方もなく開き、ビジネスクラスはスーパーリッチ(もしくは会社の金)専用のモノだと思われてきたのです。

また、世界一周といっても、冷静に考えると飛行機に乗る距離は日本-ヨーロッパ往復と大差ありません。日本-ブラジル往復よりも短いでしょう。従って、航空運賃もそこまで途方もないものにはならないのです。

で、現実として「世界一周航空券」というのがあり、エコノミークラスで約40万円。ビジネスクラスでは約80万円。高いっちゃ高いのですが、とうてい不可能というレベルでもないわけです。

この様に、世の中には、イメージとして「絶対手に届かない」と思っていても、実際に実行してみると意外と何とかなるモノがたくさんあります。何とかなった時になんでそうなのかとじっくり考えると、結構納得のいく理由が見つかったりします。

ビジネスクラスのバックパッカーもりぞお世界一周紀行では、世界一周旅行をするなかで、いろんな体験をしています。現地人の結婚式に乱入してみたり、「Only one month(たったの1ヶ月)」の休みを取ってるドイツ人と話しをしてみたり。そして、その体験に対して「なんでこんな風になってるんだろう」「日本とは何が違うんだろう」ということを私なりに考えて、読者の方に伝えようとしています。

一時流行った「自分探しの旅」という言葉がありますが、私は世界一周しても自分なんて見つからないし、人間何も変わらないし、世界はもっと全然変わらないと思います。 でも、ひとつ大きく変わったのはこの「モノの見方」です。

自分たちが今までいた場所の常識に囚われず、まず現在の状況をありのままに受け入れる事。 そして、現状がなんで起こったのかを自分なりに理解する事。 このふたつを1年間日常的にやっていることで、あらゆる事に寛容になり、様々な変化に対応することが容易になりました。

この後、私は、海外で就職活動をしたり、外国人の人に発注して電子書籍をつくったりするのですが、そんな道なき道を見つけ、突き進むことができたのは、この世界一周旅行で得たもののおかげだと思います。

もし、この文章を見て、私がどんな「モノの見方」をしたか気になった人は、kindle電子書籍で当時の旅行記を出版しているので読んでみてください。 気軽に買えるように、一冊99円にしてますので、是非!