世界三大渋滞と言われている都市があります。
 タイ・バンコク、メキシコ・メキシコシティ、インドネシア・ジャカルタ
 私はこの全ての都市に行ったことがあるのですが、ジャカルタがダントツで最凶悪でした。
 
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 なにせ、片道5車線あるメイン道路が1日12時間くらい渋滞している。しかも、渋滞ピークの時はマジで歩いた方が早いくらいちっとも動かないのです。渋滞を見込んで路上で肉まんとか売ってるし、
 
 政府が渋滞緩和のために「この時間帯・この地帯は3人以上乗ってないと通っちゃだめ」というルールを作ってるのですが、その地帯の入り口には「1時間85円で一緒に乗ってあげますよ」という人が沢山並んでおり、人海戦術でルールが無効化されています。
 
 この渋滞の原因は、いろいろあって、既に車やバイクの面積の方が道路の面積よりも大きいという根本的な問題から、世界中で渋滞の元となってるロータリー式交差点、ボロいバスがあちこちのバス停に不規則に停止しながらよたよた走る、などいろいろあるのですが、一番やっかいなのが地下鉄的なモノがないことです。
 
 地下鉄やモノレールなど、公共の交通機関がある場合は、旅行者はその交通機関の駅の側に宿をとり、目的地(大概は駅から歩いて行けるところにある)までそれを使えばいいのですから、渋滞は関係ありません。バンコクやメキシコシティの渋滞もスゴイのですが、コレが理由で本格的に巻き込まれたことがないので、もりぞおさん的には全然問題ありません。
 じゃあ、ジャカルタに地下鉄はないのかというと、ありません。
 この前までモノレールの工事が着工されていたのですが「金がない」という理由で途中で無期限で工事が停止したらしいです。酷い。
 また、東京で言うと東海道線的な、ベッドタウンからの中距離通勤電車があるのですが、東海道線ですら比べものにならないくらいの乗車率で大変なことになっています。どれくらい大変かというと、じゃかるた新聞に「屋根の上に人が乗って危ないので、線路に鉄球を吊して防止している」という記事が載るくらい。
 
 こんなクレイジーな交通事情のジャカルタで生活するとなると、渋滞は避けられないようです。「ジャカルタ人は車の中で年を取る」という格言があるくらいであり、一カ所のオフィスで仕事をする職ならともかく、あちこちを回らなくてはならない営業職などは大変です。車の中をオフィスとして仕事ができる人や、勉強に使える自由時間だとオーディオブックで勉強ができるような人でないと、ストレスで胃を壊すと思います。あと、車酔いする人は無理ですね。。
 
また、就職活動で色んな会社を回るとなると、タクシーの使用が必須です。しかし、これがまたやっかいなことに、タクシーの運転手の多くが英語を喋れない上に、初等教育も怪しいため地図が読めません。正直、はじめてジャカルタに行った人は、人材会社のオフィスに行くことすら困難かもしれません。まあ、ある程度土地勘が付いてくれば結構簡単なんですけど。。最初の頃は、住所とオフィスビルの名前をメモに書いて見せて、怪訝な顔をしない運転手を根気よく探すことがポイントかもしれません。

 で、一般のインドネシア人はどうしているかというと、一応メインの道路にはトランスジャカルタという大規模なバス交通システムがあります。このトランスジャカルタは、道路の中央に駅があり、他の車が通れない専用のバスレーンを走っており渋滞知らずです。
 
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 5分に一本以上のペースで来るし、お値段も3500ルピア(30円程度)と激安。これなら地下鉄いらねえんじゃねえかと一瞬思うのですが、やはり所詮バスはバスであり、何車両も連結している電車とは輸送できる人の数が段違いであり、なんやかやで不便です。
 とはいえ、就職活動で訪れるような会社や人材会社は、このトランスジャカルタ1号線沿いにあることがほとんどなので、就職活動の際のホテルはこれの駅から近いところにとることをお勧めします。
 
 日本人向けのスーパーや飲み屋が建ち並ぶブロックM
 
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 最新のオフィスビルが建ち並び、日系企業が次々と入っているプラザスナヤン
 
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 西武デパートや紀伊國屋、無印良品や各種日本料理屋をはじめとした便利なテナントが入った巨大デパート群、プラザインドネシア一帯
 
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 などなど、日本的、先進国的な生活をするのに欠かせないスポットは全てこの1号線沿いにあるので、実際に住むことになった際も、この路線にはお世話になると思います。
 
 また、多くの工場はジャカルタ市街ではなく、そこから離れた工業団地と呼ばれるところにあります。
 私は、市内から1時間程度離れたところにあるある工業団地に行ったのですが、こんな感じでのんびりとした広い土地に、各種工場や、
 
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 銀行などが入った商業施設があります。
 
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 工場勤務の人は、このような工業団地に住んだり、毎日車で1時間程度かけてジャカルタ市内から通勤したりしているようです。
 まあ、この工業団地にも、小洒落た日本料理屋があったり、ゴルフ練習場があったりと、それなりに楽しく暮らせるような施設は整ってるので住めば都みたいですけど。
 
 こんな風に、ジャカルタはかなり住める/住めないがハッキリする都市であると思います。交通事情だけでなく、イスラム教の国なので朝5時にコーランが流れるし、治安もよくないので夜の一人歩きは危険です。
 インドネシア就職を考えている人は、もし仮に電話面接などだけで、現地に行くことなく就職できちゃうことがあったとしても、必ず事前に足を運んで、何日か生活してみて、自分がこの土地になじめるかを確認してから行くべきであると思います。
 香港やシンガポール、バンコクは10人いたら8人くらいなじめると思うのですが、ジャカルタはかなりハードルが高いです。
 それ故に、他国と比べて若い人にもチャンスがあるわけですので、その特性をよく考えて就職の選択肢に入れるといいと思います。
 
 ちなみに、ジャカルタ市内でもゴルフ場は近くに沢山あるし、インドネシアは飛行機が異常に安く、片道3000円くらいでバリ島やメナドなどのリゾートに行けるので、楽しいことも沢山ありますよ。