大変アットホームかつ安上がりな宿舎を持つこのマニラの学校ですが、授業は一体どういうことになっているのでしょう?
 月曜日、最初にテストがあると言うことなので、早速登校。朝8時からいきなりテストです。
 
 最初のページがTOEICのテストみたいなものだったので、こういうのが30分くらい続くのかなーと、軽い気持ちで受け始めたのですが、リスニングが一向に終わりません。
 途中から、CNNのPodcast番組を聴いて、空欄を埋めろみたいな話になってきて私の手にさっぱり負えなくなってきます。
 その後、エッセイ書きから文法まで、ざっと二時間半のテスト。。これは想定外だった。。
 
 その後、このテストの結果を受けて決まった時間割を見てその理由がわかりました。
 
09:00-10:00 グループレッスン
10:00-11:00 作文
11:00-12:00 マンツーマンレッスン
12:00-13:00 マンツーマンレッスン

14:00-15:00 グループレッスン
15:00-16:00 グループレッスン
16:00-17:00 マンツーマンレッスン

作文のレッスンは、自分で勝手にエッセイを書いて箱に入れておくと誰かが採点してくれるという限りなく自習に近いレッスンのため、実質3時間グループ、3時間マンツーマンになります。
これだけグループレッスンが多いと、レベルをそろえることが必須のため、しっかりと念入りにレベルチェックのテストがあるというわけです。

それでは、そのグループレッスンはなにをやるのでしょう?

1時間目 作文
 なぜか、英語で物語のシナリオを作る練習です。キャラクター設定とか、ストーリーの作り方(序章が会ってクライマックスがあってとか。。)を教わるのですが、なんでこんなことをやるのか意味不明です。
 
2時間目 ディスカッション
 先生がテーマを決めてディスカッションを行います。この先生は結構優秀で、うまいこと生徒に質問を投げかけ、ディスカッションを促します。が、ディスカッション相手の韓国人大学生がかなりアレなため、議論が深まりません。。「コンフリクトを解消するために、喧嘩してる二人の仲裁に入るとき、どんなことに気をつけますか?」「あたしー、そんなことしたくないしー」
 氏ね!
 英語のテストでは、こういうレベルのチェックはできないですからねえ。。
 
3時間目 発音
 CNNのPodcast番組を聴いて、プリントの空欄を埋めたり、みんなでマネをしてみたりします。もりぞおさんが一番苦手なネイティブの本気の英語。
 アジア人やラテンアメリカ人とばかり話してきたため、前後の単語がくっつく発音が苦手で聞き取れない、喋れない。これを徹底的に直してくれる、非常にありがたい授業でした。
 金曜日は、ポップミュージックでこれをやります。これも効果的。
 これに感銘を受けて、今、香港でマイケルの曲を歌えるように練習しています。。
 
 こんな感じで、グループレッスンも善し悪し。特にディスカッションはクラスメイトの能力によって大きく変わるのでなかなか難儀です。

 ちなみに、マンツーマンは自由にやることが変えられるので、発音やったり、フィリピンや韓国人についていろいろ聞き込んだりしてました。その内容は次回詳しく。。

  教室はこんな感じで、校舎の中に密集しています。

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 ちなみに、各先生が自分の教室を持っている形式なので、こんな風に自分の教室を飾っている先生もいます。

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 そして、この学校は上記の6時間の授業以外にアクティビティーってのをがあります。

 授業終了後にクイズ大会をしたり

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 前回書いたように、先生が生徒と同じ教室に寝泊まりしているので、夜に2時間、レベル別に部屋わけして、その中でディスカッションしたり英語クイズをしたりして、ざっくばらんに英語の勉強をするわけです。
 これはこれで、まあいいかな。。ってな感じでした。。
 
 ちなみに、毎週金曜日は近所の大学の体育館でスポーツアクティビティ。
 
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 今週はバドミントンをやったのですが、別に英語の勉強でも何でもなかったですね。

 こんな感じで、グループレッスンを中心に、実質8時間の授業。ですが、授業全体が緩いので全然大変じゃありません。宿題も出ないし。
 物足りなさも感じなくはないですが、スパルタ式で若い子が部屋に引きこもってオンラインゲームにはまってしまうのに対して、こっちの方が脱落率は低い気がします。(ただし、緩いので、1時間単位でのサボりはけっこうあった。。)
 
 旅行も申請すればいつでもおっけーで、授業をサボっての長期旅行も可能です。
 アットホームな環境の中、生徒同士の触れあいも多いため、韓国人の大学生同士のカップルが多数生まれて、なんやかやでいろいろ楽しそうです。
 やっぱり、合宿だなあ。。
 
 この学校の狙いは、こうやって、生徒同士、生徒と先生の仲を良くして、学校に対するロイヤリティを上げたり、お互い励まし合って(緩く監視しあって)、緩いながらも継続的に勉強させることなのだと思います。
 
 なにせ、毎週金曜日には、生徒も講師も「I love C21」(C21は学校名)ってTシャツを着ているくらいです。
 もりぞおさんには、ちょっとついて行けないノリではあります。。
 
 何でこんな風にしたかを考えてみると、おそらく、マニラは人件費や不動産の費用が高いから、こうやって部屋数とか講師数を減らしながら運営していく必要があるんだと思います。
 
 限られた資源をどう有効に使うのか?弱みをどう強味に変えていくのか?
 一つの部屋に沢山の生徒を押し込むことや、一人の講師に複数の生徒を教えさせざるをえない状況を、アットホームという名前でパッケージし、緩さを加えて、生徒のロイヤリティを高める。
 
 んー、上手くやってるなあ。。と感心してしまいます。
 
 実際、韓国の中ではそれなりに有名な学校らしく、韓国人生徒もマーケティングが上手いって言っていました。
 
 フィリピン英語留学の醍醐味であるマンツーマンが少ないのですが、それ以外のところで得るものがあった、なかなか楽しい一週間でした。
 
 そして、一番興味深かった、「フィリピン人は韓国人をどう思っているのか問題」
 これは、次回に続きます!