さて、前回「ハードルを低く設定すれば、なかなか快適な設備」と評価をしましたが、肝心の授業はどんな感じなのでしょうか?

2011年11月現在、ラングリッチイングリッシュカレッジの授業は全てマンツーマンレッスンです。コースとしては1日4時間、6時間、8時間の3タイプがあり、私は標準の6時間のコースを選びました。

1日6時間、こんな狭い個室に入って英語漬けです。

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1日のスケジュールはこんな感じ。

08:30-09:00 朝食
09:00-10:00 1時間目
10:00-11:00 2時間目
11:00-12:00 3時間目
12:00-13:00 昼食、昼休み
13:00-14:00 4時間目
14:00-15:00 5時間目
15:00-16:00 6時間目
16:00-18:30 フリー
18:30- 夕食、そのあとフリー
(朝食、夕食の時間は頼めば調整してくれます)

基本的に、先生は2時間ごとに替わる上にマンツーマンなので、好きなときにブレイクを入れていいし、場合によっては2時間ぶっ続けで授業をやってもいい。その辺は融通が利きます。

授業の内容は、大きく分けて3つに別れます。

1.発音練習
2.市販のテキストを使ってディスカッション
3.フリートーク

レッスンごとに、「今日は何をする?」と聞かれ、自分で選んで授業を受けるという形になります。
講師間の情報共有などは全く行われてないので、どこまで進んだかとか、何が不得意かなどは自分で管理し、主張しなくてはなりません。(本来は、担任制をとって、1人当たり2人の講師が担当する形にしたいらしいのですが、私が行った時にはまだその体制が敷けていませんでした)

1.発音練習 は、ラングリッチ独自の教材を使ったレッスンです。
例えば、「L」と「R」の発音練習であれば、これらの日本を使った単語を次々と発声練習していき、講師から発音のコツや矯正を受けます。
最後には、これらの単語を使った早口言葉の練習まであるので、かなり徹底して矯正されます。

このレッスンはオンラインレッスンでも定番のものらしく、私が当たった全ての講師が、こなれた感じでレッスンをこなしてくれました。

アジア人と中南米人という、ノンネイティブとばかり話していた私のメチャクチャな発音をしっかり矯正してくれる、大変ためになるレッスン。非常に役に立ちました。

入校したときに20回分のテキストを渡されたのですが、全部で40回分以上あるそうです。オンラインのレッスンと共通なので、オンラインで続けたいなと思うようなレッスンでした。

2.市販のテキストを使ってディスカッションは、20行程度の長文を読んで、それに対してディスカッションするようなテキストなどを元にレッスンが行われます。

このレッスンは、まだまだ発展途上でした。
まだ、講師にテキストの内容が共有できていないものが多く、どのようにレッスンを薦めるか、手探り状態にあることも多かったです。着地点が見えないままふらふらと進んでいったり、そのまま普通にフリートークに進んでいったりすること多数。
この辺は、現在改善中で、日本人スタッフとチーフ講師陣が教え方をディスカッションしている様子も見せてもらっているので、今後に期待です。
また、ラングリッチでは、今、TEDを使った教材開発にも力を入れているようなので、今後、留学のレッスンにも取り入れてくれることを期待です。

3.フリートークは、まさにフリートーク。
講師の彼氏自慢から、フィリピンの社会問題、今日授業終わってから行くのにお勧めの場所まで、何でもかんでも雑談します。
英語になれるのにも、フィリピンについて知るのにも、滞在を充実させるのにも使える有意義な時間です。

ラングリッチの講師は兼業の人が多いので、バックグラウンドが様々です。ナースの資格を持っていてアメリカに行きたがってる人、先日までフィリピンの会社で人事の仕事をしていてこれからビジネススクールに通う人、元高校で教師をしていた人、ただのギャル etc.. 同じ話題を話しても、人ごとに考え方とか感じ方が違って、それだけでも楽しいです。

しかし、ややもすると、適当な雑談だけして、英語力的に何の進歩もないんじゃないかという疑問を感じてしまう時間でもあります。

彼女らは(兼業とはいえ)外国人に英語を教えるプロなので、中途半端な英語に対する洞察力がハンパじゃないです。
だから、単語が出てこないでちょっと詰まっていると、「このこと?」と言って推測変換を行ってくれ、話を進めてくれます。わかりにくい言い回しについてもまたしかりです。

そこで、私がフリートークで話すような適当さで、辞書を一切引かずに文章を作ってみて、その文章を添削してもらったのですが、えらいこっちゃ修正されました。

この単語は不自然。ここはforじゃなくてto。こう言い換えた方がシンプル。。

日本人の悪い癖として、「完璧な英文でないと恥ずかしいから、なかなか話せない病」がありますが、私の悪い癖は全く逆で「とりあえずバカ丸出しで適当に話して、大体の意味が通じて満足してしまう病」です。
優秀なフィリピン英会話講師は、この病を助長してしまうという弱点を持っており、私はその対応策として、後半は毎日自分でエッセイを書き、それを修正してもらうと言うことをお願いしていました。(オンライン英会話では毎回やってたことですが。)

こんな感じで、3つの授業を織り交ぜ1日6時間。
長所と短所をまとめるとこんな感じです。

長所
・発音の練習がしっかり出来る
・英語で楽しく「会話」をすることが出来る
・様々な話題について、いろんなフィリピン人の考え方を聞ける

短所
・発音以外は自分で授業の進め方を考えて講師に指示しなくてはならない
・普通にやっているだけでは、日本人との会話が得意なフィリピン人と楽しい「会話」が出来る以上のレベルに行くのは難しい
・文法やボキャブラリー強化を推進するカリキュラムがない

つまり、まず、こういう人には最適な場所です。
・英語初心者で「英語で会話をするのが怖い」という人
・TOEICの点数が高いけど、さっぱり会話は出来ない人

そして、こういう人が上達するには工夫が必要です。
・普通に会話が出来る。でも、正確性に難があるのでブラッシュアップしたい
・とりあえずフィリピン行けば英語上手くなるだろうと期待している

私がまさに後者だったのですが、1週間の前半は「話すのたのしー!」で過ごし、後半はエッセイを書いて修正で正確性をつけるという形に修正していきました。

もう一週間あったらいろいろ試せたのにな。。とちょっと悔しくもあるのですが、英語中級者の人は是非自分なりの進め方を考えてから行くことをお勧めします。

初心者の人は、そんなこと考えず、まずは、Let's Enjoy!で!