「TOEIC250点」から猛勉強で「海外就職」 英語「1900時間勉強」がもたらした変化

2015年11月26日(木)


※本記事は、JCAST会社ウォッチ 海外就職という選択肢 からの転載です

以前の記事で紹介したTOEIC250点でフィリピンの英語学校に留学して、1900時間勉強して、700点まであげた若者が、このたび、欧州企業のシンガポール支社に就職することが決まりました。

まさかの、TOEIC250点からの海外就職。これには私も驚きました。

確かにTOEIC700点というのは、これといってめざましい数字ではありません。

一流大学の入試のために勉強していたような人であれば、さしたる苦労もなく取れてしまいます。

また、その英語力のレベルも、英語を売りにして仕事を得るには厳しいレベルです。

仕事は欧州企業のシンガポールオフィス

まさか(?)の「シンガポールで海外就職」
まさか(?)の「シンガポールで海外就職」

彼の仕事は欧州企業のシンガポールオフィスで、日系企業向けの対応です(コールセンターではありません)。

仕事で一番使うのは日本語ですから、高度な英語は必要ありません。しかし、社内公用語は英語ですので、英語力は必要です。このような仕事でしたら、彼の英語力でも充分です。もちろん、英語力不足で苦労することも起こるでしょうが、彼なら乗り越えられると思います。なぜなら、彼がこの1年で得た一番大きなものは、自分への信頼だからです。

あれほど嫌いだった英語を、長時間机に座ることも出来なかった自分が、1900時間も勉強して、英語力の向上という成果を出したのです。

「自分はまだ本気を出していないだけ」というのは、自分に対する言い訳以外のなにものでもありませんが、「自分が本気を出したら成果を出すことができた」という事実は、自分への信頼になります。

本気を出せば苦手なことも乗り越えられるという自信

1年前の彼であったら、シンガポールのこの求人を知っても、自分とは全く関係のないものだと考えていたでしょう。英語で仕事なんて出来るわけがない。海外で働けるわけがない。やったことないから怖い。

「海外で働くなんて、非国民だ」などと言って、自分を正当化しようとしていたかも知れません。

しかし、フィリピンという未知の国でサバイブし、1900時間も自分を律することが出来たという自信。そして、本気を出せば苦手なことも乗り越えられるという自信。そんな自信があったからこそ、彼は大きな一歩を踏み出せたのです。

私は、新卒の海外就職をあまり勧めていません。でも、新卒で海外で働き始めて成功している人を何人も知っています。不利な状況かも知れませんが、乗り越えられないハードルではないんです。

彼がシンガポールでどんな活躍をしてくれるのか、ワクワクしながら見守りたいと思います。


著者近景

ssG5pYR6pItG751Mq1462861578_1462861658

Author:もりぞお / 森山たつを

海外就職研究家 兼
電子書籍個人出版研究家


人がやらないマニアックな領域を、日々自身が実験台になって研究しています。
詳しいプロフィールは"About もりぞお"をご覧ください。
取材、記事執筆、人生相談、なんでもうけたまわります。

ad