USドル預金で年利6.2%!プノンペン商業銀行口座の作り方

2013年10月22日(火)


金利が年利0.1%とか、もう限りなくゼロに近い日本と比べ、外貨が欲しくて欲しくてたまらない新興国では6%を越える凄い金利の国がいくつもあります。(日本も昔はそうでした…)
なかでも、カンボジアは2013年現在、市中に出回っているお金のほとんどがUSドルのため、預金もUSドルでできます。この金利が6.2%。税金を引いても5.5%と非常に高くなっています。

この魅力的な金利を享受するためには、銀行口座を作らなくてはならないのですが、SBI(ソフトバンクインベストメント)が子会社化しているプノンペン商業銀行にはジャパンデスクがあり、実に簡単に口座を作ってくれます。本記事ではこの、プノンペン商業銀行の口座の作成方法をお伝えします。(なお、全ての情報は2013年10月に私が実際につくった時の状況を元にしています)

カンボジアの銀行では、銀行によって居住者でなくては作れなかったり、ビジネスビザがないと作れなかったり、ホテルの滞在証明書がないと作れなかったりするのですが、プノンペン商業銀行ジャパンデスクで作る場合は、短期旅行者、観光ビザでも口座が作れます。必要なものは、パスポートと最低預入額の100USドルのみです。

そんな、プノンペン商業銀行での口座作成ですが、カンボジアの日本語フリーペーパーに広告が載ってます。

日本語で対応してくれる電話番号も載っているので、事前にこれで確認もできます。(とはいえ、担当者の方が大変なので、実際に現地に行って口座を作る人だけが連絡するようにしましょう。)

プノンペン商業銀行は、プノンペンタワーというところの2階にあります。
プノンペンの中心地にあるので、トゥクトゥクの運転手でも50%以上の確率で知っています。
「プノンペンタワー?」と聞いて、「OK!」という反応がある運転手のトゥクトゥクに乗っていきましょう。値段交渉もお忘れなく。市内なら2-5ドルくらいで着くはずです。
なお、営業時間は平日の午前10時から午後4時までです。

と、いうわけで、つきました!プノンペンタワー!

ヒュンダイ プノンペンタワーと、思いっきり企業の名前がついているのですが気にするのはやめましょう。
このタワーの中には、複数の銀行が入っていますが、プノンペン商業銀行は2階にあります。エレベーターで2階に登ると、すぐに見つかります。

銀行の中に入ると、カンボジア人の受付の人がいます。
「I would like to make an account」と聞くと「チョットマッテテクダサイー」と、日本人担当者を連れてきてくれます。

「普通預金にしますか?定期預金にしますか?」ってことで「両方」というと、2つの口座作成の書類を作ってくれます。

基本的に、普通預金口座は必須。そして、最低預金額が100USドル(約1万円)。定期預金は最低500USドル(約5万円)。利率は、1年で6.2%。10年だと8.0%です。

1年で回す人が多いみたいですが。
ここに、非居住者の場合14%の税金がかかりますので、1年で回すと実質約5.5%の金利になります。1万ドル(約100万円)預けると翌年には、10505ドル(105万5千円)になる感じですね。

定期預金の書類には、満期後「自動継続しない」「自動継続 利子は普通預金に」「自動継続 利子も定期預金に」という選択肢があります。私は迷わず「「自動継続 利子も定期預金に」5.5%複利で回していくと、14年後には元金が倍になっちゃいます。複利の魔法、すげえ。

日本人の方の指示通りに書類を埋めて、待つこと15分。
あっというまに、預金通帳と定期預金の証書が発行されました。

ATMから引き出すためのカードは1週間以上かかるそうです。短期旅行者の場合受取は難しいので、現地の友人に代理で来てもらうか、次回来たときに受け取ることにしましょう。私は(10月に口座を作って)「1月また来ますー!」と言ったらそれでOKでした。

口座作成手順は以上です。

プノンペン商業銀行の弱点もいくつかあります。
1.カンボジア国外で出金ができない
2013年10月現在、日本の銀行→プノンペン商業銀行の送金はできるのですが、プノンペン商業銀行→日本の銀行への送金はできません。また、現金の引き出しもカンボジア国内でしかできません。つまり、現金化はカンボジアに来ないとできないわけです。そのためだけにわざわざカンボジアに来るとなるとあまり効率的ではないので、カンボジアに用事がある人でないとあまり意味ないかもしれません。いずれ、海外送金もできるようになるとは思うのですが…。

2.預金保険がない
銀行が潰れたら、カンボジアが預金封鎖とかしたら、はいそれまでよ。です。
気分的には、毎年6.2%上がる株式に投資しているようなイメージでしょうか。14年間で倍になるので、あと14年カンボジアの銀行が潰れないと予想するなら、期待値的にOK!

私的には、カンボジアには定期的に行くことになりそうだし、それなりに利が乗った中国人民現預金の一部をどっかに移そうと思っていたので、ちょうどいい感じです。
熱いぜ!カンボジア!

なお、本件についてコチラにも記事を書いているので、合わせてお読み頂けたらと思います。

高金利にウハウハ?それとも「弱点」気になる? 「カンボジアでUSドル預金」やってみた

※2013/10/28 追記
プノンペン商業銀行からの海外送金ですが、オンラインバンクなどを使って海外から送金をすることはできませんが、窓口から海外送金を行う事は問題なく行えます。


著者近景

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Author:もりぞお / 森山たつを

海外就職研究家 兼
電子書籍個人出版研究家


人がやらないマニアックな領域を、日々自身が実験台になって研究しています。
詳しいプロフィールは"About もりぞお"をご覧ください。
取材、記事執筆、人生相談、なんでもうけたまわります。

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