本屋さんは、1日に200品目も新規品目が増える、恐るべき小売業である

2013年08月09日(金)


セカ就!」発売から3週間くらい経ちました。


大きな本屋さんではいまだに目立つところに置いて頂き、ありがたい限りです。

東京の新宿・高田馬場地区と渋谷地区に関しては、何点か出版社の営業・担当と共に回らせて頂き、手書きのポップとかも置かせて頂きました。

(六本木の青山ブックセンターと八重洲ブックセンターの本店にも)

私が本屋さんを回っている以外にも、版元の朝日出版の営業の皆さんはすさまじい勢いで各地の本屋さんに営業してくれており、その様子はこのtogatterにまとめられています。

『#セカ就! 』( @mota2008 著)書店店頭発売!
わざわざ、こんなたくさんの本屋さんの写真をとって、tweet & まとめしてくださるなんて…ちょっとあり得ないくらいの対応に、涙を禁じ得ません。

私は電子書籍大好きで、紙の本を買うことはほとんどないのですが、私みたいな人はまだまだ少数派で、多くの日本人は紙の本が大好きです。
一説には、電子書籍の売り上げは紙の本の4%程度。消費税にも満たないですね。
実際、本屋を巡っていると、平日の昼間だろうが休日の夜間だろうが、結構たくさんの人が本を物色し、立ち読みし、購入しています。

この、本屋という業種、なにがすごいって、品目の種類が凄いのです。
大きな書店の場合、毎日200種類の新しい本が取次から送られてきて、それを毎日並べなくてはいけません。毎日200種類ってことは、年間で7万種類。
コンビニの新規品目が週に50程度、年間2500程度と言われているので、桁違いです。
自動車一台の構成部品が2-3万品目と言われてるので、あの店舗の中で毎年自動車3台分くらいの品目が増加しているわけですね。しかも、部品じゃなくて商品が。その管理だけでも膨大な作業量です。

それだけの量の新規品目を開封、陳列するだけでも大変です。さらに、撤去返送作業もあります。肉体労働だけでも死にたくなります。
そんな中で、キチンと中身を読んでいただき、手書きのポップなんてつけていただいたら、感涙にむせび泣くしかありません。


紀伊國屋新宿南店の担当者さん。ありがとうございます!

今回、本屋を歩いてて思ったのは、予想以上に本好きの人がたくさんいて、その人たちがこの本屋という空間に集まっていること。そして、本を書く人としては、この人たちの話を聞く機会が欲しいなと思いました。

本屋という場所を「本を売る店」という定義から「本好きが集まる場所」に再定義して、著者が本に書けなかったことを伝えたり、市場調査をしたり、愛好家がだべったりする場所をもっと多く設けると面白くなるなと思ったのです。

例えば、セカ就で言ったら、紙の本には載せられなかった現地の写真を展示したり、現地で働く人を迎えたトークショーやったり、海外就職相談会やったり。逆に、ご意見ノートを置かせてもらって、読んだ方の感想を書き込んでもらったり、生協のご意見掲示板みたいなのに要望を描いてもらったり。

これらは、全てネットでもできることなのですが、それを、本が好きな人が集まる空間でやったら面白いんじゃないかと考えるわけです。

実際、カフェ併設の本屋とか、イベントスペースがある本屋も多くあります。もちろん、スペースは無限ではなく、そこに賃料が発生しているため、商品が陳列できるスペースを削減してこのようなスペースに使うことは売上ダウンに繋がるかもしれないわけで、簡単にはできないと思うのですが、コンビニなどとは違って「同好の士」が集まるスペースなので、なんかうまく新しい事が出来たらなあと思うのです。

ちなみに、私は今、大阪にいるのですが、セカ就!を日本で一番売っていただいているという本屋、紀伊國屋梅田店さんは、入り口入ってすぐの新刊の所に置いていただいています

書籍検索システムで検索したところ、

【ジャンル】文芸
【本がある場所】新刊・話題の本、業界・航空業界
となっており、みなさま置き場所に悩んでいらっしゃるようです。

たぶん、ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」や「ワークシフト」の隣とか、アジア進出ガイドの周りとかに置いていただくのがいいかなと思っております。
もちろん、ホテルローヤルと浅井リョウの間に置いていただいても…むしろ、桐島と何者の間に置いて間違って買ってもらっても…。

そんな感じで、「セカ就!」引き続き、絶賛発売中ですので、みなさん本屋に行った時はこのピンクと黄色の表紙を探してみてください!

セカ就!  世界で就職するという選択肢


著者近景

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Author:もりぞお / 森山たつを

海外就職研究家 兼
電子書籍個人出版研究家


人がやらないマニアックな領域を、日々自身が実験台になって研究しています。
詳しいプロフィールは"About もりぞお"をご覧ください。
取材、記事執筆、人生相談、なんでもうけたまわります。

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